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2018-04

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記憶の子供――きっかけと努力(1)

記憶の子供――きっかけと努力(1)

 佐々木綾菜さん(仮名)がお兄さんと共に塾にやって来たのは、小学4年のときでした。
可愛らしい振舞いやしゃべり方が印象的でいたが、それもそのはず、近所の少し年上の女子たちから、その当時お姫様もしくはお人形あつかいされていたそうで、親が見かねてその子たちにお姫様あつかいをやめるよう、頼んだほどでした。綾菜さんのいかにも愛らしい言動は、その時に自然に身についたのでしょう。

怖いもの知らずの性格で、とにかく白か黒か、何でもはっきりさせたがりました。やると決めたらとことんやる、嫌だとなったら誰が何と言おうがやらないのですが、一方で人の意見にちゃんと耳を傾けるという素直さもあわせ持っていました。
また、このころは人の好き嫌いも激しく、そのためにかなり迷惑をこうむった女子も何人かいました。基本的にはあつかいやすく、わがままも言わなかったのですが、怒らせたが最後、どうにもならなかったでしょう。

勉強については、利発ではあるものの、成績はごく普通でした。
からだを動かすことが大好きで、机にじっとすわって勉強すること自体が、性(しょう)に合ってない様子でした。小柄でほっそりした体形ですからパワーのいることは向いていませんが、学校から家まで歩いて40分以上かかる道のりを、毎日走っていたそうです。

女子は一般に虫嫌いが多いのですが、彼女の場合特に抵抗感は無く、なかでも青虫が好きでした。
ある時などポケットいっぱいに青虫を集め、そのまま忘れて家に帰り、青虫を詰めたまま洗濯物として出してしまったそうです。後で、お母さんが悲鳴をあげたのは言うまでもありません。

このように、考えるよりまず行動する子でしたので、深く考えずに思いついたことを口にすることがしばしばありました。
このころ、特に仲の良かった1年年上のある女子が、地元では進学校としてそこそこの位置にあるT高校へ行きたいと言っていたのですが、それを聞いた綾菜さんは、「T高校に行く」と言いきりました。高校入試の意味もよく分かっていなかったでしょうが、以後、機会あるたびに「T高校に行く」と断言していました。
「東大に行く」と言っていたこともありましたし、小さいころから、よく確かめもせず行動したり宣言したりするクセがあったのでしょう。
もっとも、言うだけでほとんど勉強していなかったのですが。

彼女の転機は、中学に入学したときにやってきました。
(続く)

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