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2018-07

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記憶の子供――勉強だけは

中3の木下康平君(仮名)は、とりあえず塾には来るものの、あまり勉強熱心とはいえない生徒でした。冬のある夜、その彼に、勉強についてどう思っているのか尋ねてみました。
彼はかなり熱を入れて、こう語りました。
「本当は俺、中学を出たらすぐ働きたいんだ。
実は小学校を出たときもそう思っていた。もうこれ以上机に大人しくすわって勉強なんて、たまらんって。
でも、小学校だけで働くなんて駄目だろ。だから我慢して中学校に通ってた」
「勉強が嫌いか?」
「ていうか、合わん。机にすわって本ひろげて、じっとしているだけでもう精いっぱいなんだって。あれこれ覚えろとか、良い点数取れとか、そんなん無理。
働くことは好きなんだ。きつい、汚い、危険、そんなん全然気にならん。どんなにきつかろうが、絶対ちゃんとやってみせる自信がある。
でも、机にすわって勉強だけはあかん。何よりこれが一番つらい」
「でも高校へ行くんだろ?」
「今の時代、高校に行かないわけにいかないじゃん。
でも、まだこの先3年も机にすわって勉強するかと思うと、正直目まいがしてくる」

社会に出たら、さらに勉強の連続であり、学校の勉強くらいで音をあげていたら、とてもやっていけない。
周囲の大人は彼にこう言い続けたでしょうし、おそらく間違ってはいないでしょう。
でも彼のように、身体を動かして何かを作ったりするのは大好きだけど、机にすわって勉強するのは苦痛だという者も、その逆と同様に存在します。
ヨーロッパのある国のように、早くからコースが分かれてしまうのが良いとは決して思いませんが、もう少し様々なコースを選べたり、いったん社会に出てから高校に入りなおせたりできる、融通のきく社会であるべきでしょう。

それは、彼のような者のためばかりではありません。
多様性を欠いた社会では、学びの姿も総じて貧しいものになりがちですから。

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