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2018-12

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記憶の子供――学問が好き(2)

泉幸高君(仮名)がまだ小さかったころ、彼の一家はN市N区のアパートに住んでいました。
N市の市街地は、夏になると耐えがたいほど蒸し暑くなります。けれど、一戸建て住宅を手に入れるためにできる限り節約していた泉家としては、ク-ラーをひんぱんに使うのは避けなければなりません(当時のクーラーは、今よりずっと電気代がかかりました)。

そこで、幸高君のお母さんは、まだ小さかった彼を連れて、近くにあったM書店の上階へしばしば涼みにいったそうです。デパートや地下街では、幼児の幸高君が「あれ買って、これ買って」と言い出すのは火を見るより明らかです。でもM書店なら上に専門書の階があり、そこなら人も少なく、近くにソファもあり、幸高君が「これ買って」と言い出す心配もありません。他の書店と違い、当時のM書店は1階でも漫画本などは置いてありませんでした。
蒸し暑さを避けてひんぱんにそこに通ううちに、幼い幸高君はいつの間にか専門書を開くのが当たり前になっていたようです。

何が書いてあるか、幼稚園児に理解できるはずもありません。
しかし、よく分からなくても、様々な分野の書物に触れ続けたことで、彼の中で、学問への畏敬の念やあこがれが育っていきました。お母さんはまず涼むのが目的で、英才教育のつもりなど無かったのですから、もっとしっかり読みなさいだの何だのと言うこともありません。
専門書に興味を示す幸高君を、ときどきあいづちを打ちながら、暖かく見守っていたことでしょう。高度な知識は、彼にとって魅力的なおもちゃでした。

小学校に上がってのち、彼のお気に入りははお母さんの買ってくれた『小学館版学習まんが 少年少女日本の歴史』で、細かいところまで覚えてしまうほど、何回も読み返しました。
各種の学習歴史漫画の中で、そのころ最もいいかげんなところの少ないシリーズであったのも、幸いしたのでしょう。

一方で、小学生のころは手下を従えてかなり悪さもしたようです。
ある時など、爆弾を作るために製造方法を調べようと、1ヶ月あちこちの図書館に通ったとか。まさに自主的調べ学習ですが、何も知らない周囲の者は、勉強熱心な子供と感心して見ていたことでしょう。
その他にも、ちょっとここでは書けない危ないことも色々やったようですが、中学生になるときに、それらとの「悪事」ときっぱり縁を切ったそうです。私の塾に来るころには、実に円満な性格になっていました。
(続く)
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塾暦20余年。
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