作文の準備としてメモをしよう
作文を書こうとして、白紙の原稿用紙を前に時間ばかりが過ぎる経験をした方も多いでしょう。この状態でやっと1文を書いてもあとが続かず、同じ表現のくり返しになったり、全体のつながりが変だったりして、いかにも無理に続けたような文になりがちです。
作文をいきなり書き上げようとすると、得てしてこのように詰まりがちです。そうならないためにも、作文を書く前にまずメモをしてください。頭の中だけでぼんやり考えるのと違い、メモすることで、今考えていることがはっきり目に見えるようになります。一度メモすれば、忘れて霧散する心配もありません。
学校の課題作文や筆者の感想が中心の作文では、テーマに関するメモをできる限り多く書き出します。例えば「昨年度で心に残った出来事」なら、当てはまりそうな行事や出来事、それについて頭に浮かんだ連想や感想を、どんどんとメモにしていきます。この時、「これはつまらないから捨てよう」などと書く内容を選ばないでください。よいものだけをメモに残そうとすると、何も思い浮かばなくなってしまいます。この段階では、とにかくできるだけ多くのメモをすることが大切です。
メモの用紙は広告の裏でもかまいませんし、ノートに書きとめるのもよいでしょう。カードに書きとめるようにすれば、思いついたときの書きとめ、取捨選択、並び替え、再利用がしやすくなります。カードの詳しいかい方は拙文「情報カード(1)」「 同(2)」を参考にしてください。
単語、短い文、文章の断片など、どんな書き方でもかまいません。矢印やフローチャートを入れてもよいですし、時にはスケッチも発想の手がかりになります。ただしあとから読み取れるように書いてください。乱暴に書きすぎると、あとから読めない場合があります。
時間があれば、書けるだけ書いたところでいったん打ち切ります。しばらく時間をあけると、新しい発想がまた浮んだり、見落としていた何かに気づいたりするからです。興奮状態でメモし続けても視野が狭くなりがちですので、それをいったん冷ますという狙いもあります。数時間なり一晩なり置いたあと、さらに書けそうならそれもメモしていきます。
メモし続けるうちに、作文で何を書こうか、おぼろげながら方向が見えてくるでしょう。書き出したメモから、今回の作文で使えそうなものをより分けていきます。選ばなかったメモも、あとから考えが変わるかもしれませんし、後日利用できるかもしれません。捨てずに保存しておいてください。
使えそうなメモを選んだら、それを並べかえて作文全体の構成を考えます。段落構成で作文の説得力は大きく変わりますので、納得できるまで練り上げてください。途中で何か思い浮かんだらそれもメモし、どこかで利用できそうか考えます。全体の流れが決まったところで、作文を書き出します。いきなり書こうとするよりもかなり楽に進むでしょう。
受験作文では時間が決まっていますから、納得できるまでメモし続けたり、いったんメモを寝かせるたりできません。しかし普段の練習で上記のような作業を続けていれば、本番でもかなりスムーズにメモが出来るかと思います。メモも経験の積み重ねが重要です。
小論文は段落構成が感想文以上に重要ですから、最初から構成を意識しながら、それぞれの材料を探したほうがよいでしょう。根拠の材料を特に多くメモしていきます。
受験のための作文・小論文を練習するなら、はじめは時間を気にせず、これ以上は無理というところまでメモに時間をかけてください。1ヶ月後など試験が迫ってきたら、制限時間内でメモから仕上げまで行なう練習をし、時間の感覚をつかんでおきます。受験勉強期間の前半から中盤は時間をかけて質にこだわり、後半で制限時間内に書き上げる練習をしてください。
【まとめ】
1.テーマに関することを何でもメモする。
単語、短い文、文章の断片、図、スケッチなど。
とにかく数多くメモする。内容の良し悪しを考えない。
2.いったん時間をあけて再度メモを検討する。
3.今回の作文で使えるメモを選ぶ。
選ばなかったメモも保存。
4.メモを並べかえて段落構成を考える。
5.受験作文の練習でも、さいしょは時間をかけてメモをする。
6.メモ用紙で、情報カードを使うと利点が多い。
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作文をいきなり書き上げようとすると、得てしてこのように詰まりがちです。そうならないためにも、作文を書く前にまずメモをしてください。頭の中だけでぼんやり考えるのと違い、メモすることで、今考えていることがはっきり目に見えるようになります。一度メモすれば、忘れて霧散する心配もありません。
学校の課題作文や筆者の感想が中心の作文では、テーマに関するメモをできる限り多く書き出します。例えば「昨年度で心に残った出来事」なら、当てはまりそうな行事や出来事、それについて頭に浮かんだ連想や感想を、どんどんとメモにしていきます。この時、「これはつまらないから捨てよう」などと書く内容を選ばないでください。よいものだけをメモに残そうとすると、何も思い浮かばなくなってしまいます。この段階では、とにかくできるだけ多くのメモをすることが大切です。
メモの用紙は広告の裏でもかまいませんし、ノートに書きとめるのもよいでしょう。カードに書きとめるようにすれば、思いついたときの書きとめ、取捨選択、並び替え、再利用がしやすくなります。カードの詳しいかい方は拙文「情報カード(1)」「 同(2)」を参考にしてください。
単語、短い文、文章の断片など、どんな書き方でもかまいません。矢印やフローチャートを入れてもよいですし、時にはスケッチも発想の手がかりになります。ただしあとから読み取れるように書いてください。乱暴に書きすぎると、あとから読めない場合があります。
時間があれば、書けるだけ書いたところでいったん打ち切ります。しばらく時間をあけると、新しい発想がまた浮んだり、見落としていた何かに気づいたりするからです。興奮状態でメモし続けても視野が狭くなりがちですので、それをいったん冷ますという狙いもあります。数時間なり一晩なり置いたあと、さらに書けそうならそれもメモしていきます。
メモし続けるうちに、作文で何を書こうか、おぼろげながら方向が見えてくるでしょう。書き出したメモから、今回の作文で使えそうなものをより分けていきます。選ばなかったメモも、あとから考えが変わるかもしれませんし、後日利用できるかもしれません。捨てずに保存しておいてください。
使えそうなメモを選んだら、それを並べかえて作文全体の構成を考えます。段落構成で作文の説得力は大きく変わりますので、納得できるまで練り上げてください。途中で何か思い浮かんだらそれもメモし、どこかで利用できそうか考えます。全体の流れが決まったところで、作文を書き出します。いきなり書こうとするよりもかなり楽に進むでしょう。
受験作文では時間が決まっていますから、納得できるまでメモし続けたり、いったんメモを寝かせるたりできません。しかし普段の練習で上記のような作業を続けていれば、本番でもかなりスムーズにメモが出来るかと思います。メモも経験の積み重ねが重要です。
小論文は段落構成が感想文以上に重要ですから、最初から構成を意識しながら、それぞれの材料を探したほうがよいでしょう。根拠の材料を特に多くメモしていきます。
受験のための作文・小論文を練習するなら、はじめは時間を気にせず、これ以上は無理というところまでメモに時間をかけてください。1ヶ月後など試験が迫ってきたら、制限時間内でメモから仕上げまで行なう練習をし、時間の感覚をつかんでおきます。受験勉強期間の前半から中盤は時間をかけて質にこだわり、後半で制限時間内に書き上げる練習をしてください。
【まとめ】
1.テーマに関することを何でもメモする。
単語、短い文、文章の断片、図、スケッチなど。
とにかく数多くメモする。内容の良し悪しを考えない。
2.いったん時間をあけて再度メモを検討する。
3.今回の作文で使えるメモを選ぶ。
選ばなかったメモも保存。
4.メモを並べかえて段落構成を考える。
5.受験作文の練習でも、さいしょは時間をかけてメモをする。
6.メモ用紙で、情報カードを使うと利点が多い。


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これからもよろしくお願いいたします^^