作文のポイント・たくさん読み、書いて基礎力を
作文の書き方のヒントを求めて、学校の教師による作文指導サイトもあちこち読んでみました。皆さん頑張っていますし、あれこれ工夫していらっしゃいます。
しかし、だんだん不満もつのってきました。特定のカリスマ教師のマニュアルに小手先の改造を加えただけというページにたまたま多く出合ったせいもありますが、大切なポイントが抜け落ちていたためでもあります。
ある程度のレベルの作文が書けるようになるには、次の2つがまず必要です。
• 数多くの文を読む
• 数多くの文を書く
「数多くの文を読む」を大きく2つに分けて、土台となる力をつけるための読書と、「傾向と対策」をつかむための読みがあるかと思います。
地力作りの読書について、本を嫌いな者にいかに読書させるかは指導する立場の者にとって頭の痛い話ですが、これについては別の機会に書くことにします。
読書嫌いとはスポーツでいえば練習嫌いと同じで、下手なままでよければどうぞと言うしかありません。練習(読書)抜きで上手くなる方法などあるはずもなく、これ抜きにいくら教師がテクニックをみがいて「良い」作文を生徒に書かせても、メッキはすぐに剥がれます。
できれば読みがいのある文が良いのですが、まず多読です。どんな本が面白そうかは、「読書感想文・本のリスト」に挙げておきました。小説がほとんどでジャンルの偏りがありますが、読書感想文のためだけでなく、機会があればぜひ手に取って読んでください。読みやすい軽いものが良いのなら、エッセイ(随筆)で自分に合う作者を探してください。ノンフィクションで自分の好きな分野に近いものなら、かなりボリュームがあっても意外に読めるものです。
「傾向と対策」を求める読みとは、例えば「交通安全作文」という課題が出た場合、図書館やネットで入選作をいくつも読むような読み方です。「傾向と対策」探しが主ですから、ただ「おもしろかった」「つまらなかった」で終わらせてはいけません。
書き出しはどのようなパターンがあるのか、実例はどのくらいの割合を占めるのか、データを入れるとしたらどのようにあつかうのか、会話をどのように・どのくらい入れるのか、しめくくり方はなど、自分なりに分類や分析をして読んでいきます。気がついたころをノートに書き留めるくらいの気持ちで向かいましょう。
課題作文はもちろん、受験用の作文・小論文でも、これをするのとしないのとではかなり結果が違ってくるはずです。課題作文程度でネットで調べるだけなら、それほど時間もかかりません。この作業ついては、当たり前ですが、できるだけレベルの高い文に対して行うべきです。
もうひとつの「数多くの文を書く」については、すでに多くの方がこの効果について語っています。始めは時間ばかりかかってわずかな量とぎこちない文しか書けませんが、大量に文を書くうちに、質はともかく時間と量についてはかなり向上してきます。自分だけが読む日記よりも、できれば他の人も読み、反応の返ってくる場所に書く方が、力もつきますし、やりがいもあるでしょう。学級作文などがその好例ですが、学校にそれなりの理解があること、教師にそれなりの意欲と力量があることが条件です。可能なら、会誌を作るのも楽しいものです。
インターネットを利用すれば、自分の書いた文を手軽に読んでもらえますが、個人的には条件つきでしかお薦めできません。掲示板について、文章の練習になるかとなると正直難しいでしょう。
携帯電話のメールでは文の練習にならないのと同様で、作文は基本的に会話ではなくスピーチです。ところが、現在多くの掲示板は雑談型で、自分の言いたいことだけ書き散らす品位のないところも少なくありません。仲間内の中でだけ礼儀を守れば、あとは差別でも罵詈雑言でも欠き放題という場所でいくら多く書いたとしても、あなたの人間性を損ねこそすれ、文章の練習にはなりえません。文章を作る練習の場として掲示板を求めるのなら、次のような条件のところを丹念に探してみてください。
• 2000字くらいの長文を発表するのが当然となっている。
• 管理がしっかりしている。
• お互いにみがき合う厳しさがあり、礼節が守られている。
• 力のある常連が存在し、新人を歓迎する雰囲気がある。
• 2ちゃんねる風の言葉使いを許さない。
一例として、ニフティのフォーラムを挙げておきます。あそこも随分雰囲気が変わってしまいましたが、探せばまだ上記のような場所は存在するかと思います。
それ以外では、ブログが始めやすいでしょう。文を書く練習が目的なら、何となく日記を書くよりも、1回ごとに扱うテーマをはっきり決めてください。ただ、ブログに書くだけでは全く反応が返ってこないことも多いですから、あなたのブログを身近な人にも読んでもらい、評価してもらうと良いでしょう。
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【よく買われている「作文」の本】
今回は、書いておかねばならない一般論というところ。具体的なテクニックなどは次からボチボチ書いていきます(多分)。
しかし、だんだん不満もつのってきました。特定のカリスマ教師のマニュアルに小手先の改造を加えただけというページにたまたま多く出合ったせいもありますが、大切なポイントが抜け落ちていたためでもあります。
ある程度のレベルの作文が書けるようになるには、次の2つがまず必要です。
• 数多くの文を読む
• 数多くの文を書く
「数多くの文を読む」を大きく2つに分けて、土台となる力をつけるための読書と、「傾向と対策」をつかむための読みがあるかと思います。
地力作りの読書について、本を嫌いな者にいかに読書させるかは指導する立場の者にとって頭の痛い話ですが、これについては別の機会に書くことにします。
読書嫌いとはスポーツでいえば練習嫌いと同じで、下手なままでよければどうぞと言うしかありません。練習(読書)抜きで上手くなる方法などあるはずもなく、これ抜きにいくら教師がテクニックをみがいて「良い」作文を生徒に書かせても、メッキはすぐに剥がれます。
できれば読みがいのある文が良いのですが、まず多読です。どんな本が面白そうかは、「読書感想文・本のリスト」に挙げておきました。小説がほとんどでジャンルの偏りがありますが、読書感想文のためだけでなく、機会があればぜひ手に取って読んでください。読みやすい軽いものが良いのなら、エッセイ(随筆)で自分に合う作者を探してください。ノンフィクションで自分の好きな分野に近いものなら、かなりボリュームがあっても意外に読めるものです。
「傾向と対策」を求める読みとは、例えば「交通安全作文」という課題が出た場合、図書館やネットで入選作をいくつも読むような読み方です。「傾向と対策」探しが主ですから、ただ「おもしろかった」「つまらなかった」で終わらせてはいけません。
書き出しはどのようなパターンがあるのか、実例はどのくらいの割合を占めるのか、データを入れるとしたらどのようにあつかうのか、会話をどのように・どのくらい入れるのか、しめくくり方はなど、自分なりに分類や分析をして読んでいきます。気がついたころをノートに書き留めるくらいの気持ちで向かいましょう。
課題作文はもちろん、受験用の作文・小論文でも、これをするのとしないのとではかなり結果が違ってくるはずです。課題作文程度でネットで調べるだけなら、それほど時間もかかりません。この作業ついては、当たり前ですが、できるだけレベルの高い文に対して行うべきです。
もうひとつの「数多くの文を書く」については、すでに多くの方がこの効果について語っています。始めは時間ばかりかかってわずかな量とぎこちない文しか書けませんが、大量に文を書くうちに、質はともかく時間と量についてはかなり向上してきます。自分だけが読む日記よりも、できれば他の人も読み、反応の返ってくる場所に書く方が、力もつきますし、やりがいもあるでしょう。学級作文などがその好例ですが、学校にそれなりの理解があること、教師にそれなりの意欲と力量があることが条件です。可能なら、会誌を作るのも楽しいものです。
インターネットを利用すれば、自分の書いた文を手軽に読んでもらえますが、個人的には条件つきでしかお薦めできません。掲示板について、文章の練習になるかとなると正直難しいでしょう。
携帯電話のメールでは文の練習にならないのと同様で、作文は基本的に会話ではなくスピーチです。ところが、現在多くの掲示板は雑談型で、自分の言いたいことだけ書き散らす品位のないところも少なくありません。仲間内の中でだけ礼儀を守れば、あとは差別でも罵詈雑言でも欠き放題という場所でいくら多く書いたとしても、あなたの人間性を損ねこそすれ、文章の練習にはなりえません。文章を作る練習の場として掲示板を求めるのなら、次のような条件のところを丹念に探してみてください。
• 2000字くらいの長文を発表するのが当然となっている。
• 管理がしっかりしている。
• お互いにみがき合う厳しさがあり、礼節が守られている。
• 力のある常連が存在し、新人を歓迎する雰囲気がある。
• 2ちゃんねる風の言葉使いを許さない。
一例として、ニフティのフォーラムを挙げておきます。あそこも随分雰囲気が変わってしまいましたが、探せばまだ上記のような場所は存在するかと思います。
それ以外では、ブログが始めやすいでしょう。文を書く練習が目的なら、何となく日記を書くよりも、1回ごとに扱うテーマをはっきり決めてください。ただ、ブログに書くだけでは全く反応が返ってこないことも多いですから、あなたのブログを身近な人にも読んでもらい、評価してもらうと良いでしょう。

【よく買われている「作文」の本】
今回は、書いておかねばならない一般論というところ。具体的なテクニックなどは次からボチボチ書いていきます(多分)。
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