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2008-10

保護者向・足し算? 引き算?(5)

《中学年の指導》(続き)

基本的な文章題をしっかり練習した上で時間があれば、子供の理解度の確認もかねて文章題作りをさせるとよいでしょう。

【例1】
式がつぎのようになる文章題を作りなさい。
(1)12+7    (2)15−8

【例2】
次の図に合う文章題を作りなさい。
(1)
12+25の図

(2)
12+25の図

線分図などを使う場合は、図を線分図などに置きかえてください。
なお、教えている過程のあちこちで、時々次のことを強調します。

・足し算は「加える」「まとめる」。引き算は「減らす」「比べる」。

ここまでがしっかり身についていれば、未知数を求める問題も理解できるかと思います。

【例3】
色紙が45まいありました。子どもたちに何まいかくばったら、12まい残りました。何まいくばったのでしょう。

□を使って 45−□=12 と書くことができ、ここから □=45−12 と求められば言うことはありません。
□やχなどの未知数を使うのがまだ難しいのであれば、無理せずに図を描いて考えさせましょう。
教える側が描いてしまうのではなく、始めの「45まい」や残りの「12まい」をどこに書くか、
ひとつひとつ声に出して確認しながら、子どもに図を描かせます。

《高学年以上の指導》

小学校高学年以上であれば、何らかの事情があるのでなければ、足し算か引き算かで迷うことは少ないでしょう。しかし実は多くの練習の積み重ねから何となく決めている場合が少なくないため、中学で数量を文字式で表すのに困ることがあります。
機会をとらえ、足し算・引き算の基本の意味が2つずつある(追加・合成/除去・差)こと、それぞれに未知数を求める問題があることを整理して示すと、理解の助けになります。低学年で習った内容は、理屈できちんと整理しないままになりがちだからです。

《順を追って教える時間が無い場合の指導》

足し算・引き算の意味を整理して示した後、次のように覚えさせます。

「加える」「まとめる」「減らす」問題で、「全体」「はじめ」を求めるのなら足し算。
それ以外を求めるのなら引き算。
「比べる」問題で、大きい方を求めるなら足し算、それ以外は引き算。


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