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2008-10

苦手科目の対処法(1)

「得意科目を掘り下げよう」でも書きましたが、まず得意科目の力をしっかりとつけるというのが勉強の原則です。ちょっとやったくらいではどうにもならないから苦手なわけですから、それをどうにかしようとするより、そのぶんを得意科目でカバーする方がずっと近道です。第一、得意科目をしっかり勉強しておかないと、自分に最適な勉強法が見つかりません。

とはいえ、不得意科目から逃げてばかりもいられません。
入試ではどの科目もそつなく点を取らねばならないこともありますし、劣等感につながりかねないほどに不得意にすると、勉強そのものが嫌になってきます。

苦手科目は、基礎ができていないことが原因であることが多いでしょう。
分からないから成績が悪く、嫌になって手をつけないからもっと苦手になるという悪循環に陥ちがちです。
「いや、そこまでひどくない。他の科目に比べてパッとしないので気になるのだ」というくらいなら、先に述べたように、得意科目でカバーしておきましょう。

●目標をはっきりさせる

入試対策であれば、志望校の合格ラインに達するのにあと何点必要かをはっきりさせましょう。学校のテストであってもこれは同じで、不得意科目をなぜ頑張らないといけないのか、とりあえずの目標はどのくらいなのかを明確にしなければなりません。
好きでない上に動機や目標もはっきりしっていないのでは、エネルギー不足のため結局やらずじまいで終わってしまいます。

●分かるところまでもどって復習

英語・数学・理科などがまるで分からなくなっている場合は、理解できる学年と単元までもどって、教科書を復習しましょう。参考書は、教科書レベルがマスターできていることを前提にしていることが多く、本当に初歩からやり直すのに向いていないことが多いからです。
とりあえず2ヶ月+αくらいで今のところまでもどってくるつもりで、教科書の問題を解きながらテンポ良く進めましょう。問題集を併用する場合は、薄くて解説のしっかりしている問題集を1冊だけ用意し、必ず最後までやりとげましょう。

●勉強の配分を工夫する

不得意科目をあとに回して結局ほとんど手をつけなかったり、逆に不得意科目ばかり勉強して得意科目の点まで下げては、今までと同じことです。
テストの主力はやはり得意科目なのですから、そのことも考えてあらかじめ計画を立てましょう。
計画のポイントは各科目の時間ではなく、
・順番――まず苦手科目、そのあとに得意科目
・内容――何をどのくらいやるか具体的に

の2点です。
例えば数学と物理が苦手、国語と英語が得意なら、
[1日目]数→国→化[2日目]物→英→社[3日目]数→社→化
といった具合に、苦手をまず先に勉強しつつ、バランスよくこなすようにします。
また、勉強の最初に「音読」を10分程度もってきて頭のエンジンをかけるのも有効な方法です(拙文「音読で脳をきたえる」参照)。
(続く)

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