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2021-05

読書感想文・書き出し

作文や小論文は、次の構成で書くのが基本です。

1.書き出し/序論
2.中心  /本論
3.まとめ /結論

書き出しでつまって時間だけが過ぎてしまったという経験は誰しもがしているところです。
今回は、書き出しのパターンをいくつか集めました。感想文だけでなく、他の種類の作文にも応用できるかと思います。
ただ、これらはあくまで「とにかく楽に書き始める」ためですので、高い評価を狙うのであれば、これらのパターンに頼らずにとことん悩んで、「これしかない」という書き出しを工夫してください。
なお、(例)は全て私丸夢が新美南吉「ごんぎつね」を題材に書いたものです。書き手の設定は、文により様々に変えてあります。

【本の内容やテーマに関係のある身近な体験で書き始める】

自分や身近な人の経験したことから書き始めます。「読書感想文」を「生活作文」として書く場合、中心にも自然につなげることができます。選ぶ本にもよりますが、かなり書きやすい手法ではないでしょうか。

(例)あの子と友達になりたいな。何ヶ月も前からそう思いながら、私は今もその子とあいさつしかわしたことがありません。だから、私がこんなことを考えているなんて、おそらく気づいていないでしょう。「ごんぎつね」の兵十とごんも……

【本を手にした動機から書き始める】

感想文を書けと言われたから無理に選んだだけで、たいていはその本を手にした特別な理由など無いでしょう。でも、とにかくその本を選んだ理由があるはずで、読み手(先生)に少しでも好感を与えるように、本を選んだ理由をまとめます。たとえて言えば、入試の面接試験で「この学校を受けた理由」を述べるようなものでしょう。

(例)今年はどんな本で感想文を書こうか迷いながら書店の棚を見ていると、一匹のきつねが、きのこやくりを腕いっぱいにかかえて首をかしげているユーモラスな表紙が目にとまりました。その本には、新美南吉の……

【本の内容やテーマに関係のある疑問をまず書く】

疑問をまず挙げ、中心からまとめにかけて答を出す形で全体を進めます。
説明文でおなじみのオーソドックスなパターンですが、書く前に、まずきちんとした構想を立てることが必要です。

(例)「こいつはつまらないな」と思ったのに、どうしてごんは、その次の日も兵十にくりをもっていったのでしょうか。まず、このことが私の心にひっかかりました。

【印象に残った場面やセリフから書き始める】

印象に残った場面を簡潔に描いたり、セリフを抜き出して冒頭に置きます。
コンクールに入賞する作品にもよく見られる手法で、読み手を引きつける効果が期待できます。その後に続く文は、最初に挙げた場面やセリフと関係を持たせねばなりません。

(例)「ごん、おまえだったのか。いつも、くりをくれたのは。」
茫然となってしぼり出した兵十の悲しい声が、読み終わったあとも深く胸に残りました。

【テーマの要点を始めに書く】

最初にまとめを書き、「中心」でその肉付けをします。最後に、そのテーマを自分はどう受け止めたか、どういう生き方をしたいかなど、自分について述べると良いでしょう。
作品をしっかり読み込んでおく必要があります。

(例)心を伝え合う、言葉にすれば簡単なのに、実際はなんと難しいことだろう。それでもきっといつか伝わる、そう信じて、ごんは兵十にくりを届け続けたのでしょう。

【ズバリ中心からいきなり書く】

前置きを省いて、いきなり「中心」から書き始めます。
多少慣れが必要ですが、無駄のない引きしまった作文を目指すなら、これでしょう。

(例)ごんはいたずらばかりするが、それは人間が憎いからではない。もしそうなら、「すこしはなれた」所に住んだりはしなかっただろう。「いたずら」というのは人間から見たときの言葉で、ごんはきっと楽しいことをしたかっただけに違いない。もちろん……

【読後感を始めに書く】

読んだ後に残った自分の気持ちを、まず説明します。
「うれしかった」「悲しかった」式の、幼稚な感想をいきなり書くわけではありません。
たとえば下の(例)では、「やり直しのきかない悲劇と全体を流れる静かな温かさ」ということを具体的に書くための前置きとして、読後感をこのように持ってきたのです。
このあとは、読後感を裏付ける作業となります。

(例)とりもどせない悲しみと静かな温かさ、そんな相反する気持ちが、兵十の火縄銃から立ちのぼる蒼いけむりのように、胸に残りました。

【本の紹介から書く】

本の装丁を説明したり、作品の背景を最初に簡単に説明します。
ここが長すぎると、字数を無理に増やそうとした駄作と受け取られます。

(例)新美南吉は、愛知県半田市岩滑(やなべ)で育ちました。彼の作品の多くは、郷里の暮らしぶりがおりこまれています。「ごんぎつね」もそのひとつで、彼が小学校の先生をしていたころに、子供たちに語り聞かせたのが最初の発表だったようです。

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コメント

こんにちは♪
これ、すごく参考いなりました!
ありがとうございます☆

ひかりんさんへのレスです

 こんにちは、ひかりんさん。お役に立てたとすれば嬉しいです。
 感想が中心の作文は書き出しで悩みますね。個人的には「作文の要点を始めに書く」方法をお勧めします。芸の無い方法ですが、以後はその要点の具体例や説明ですから、何を言いたいのか分かりやすい作文になるというメリットがあります。 

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