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2008-10

親と管理と肩の力

親というテーマでもう少し書こうと決め、何かネタはないかとネットをあちこち拾い読みなどしていました。
で、あるブロクにあったのが「勉強する子供は、親がしっかり子供を管理している」という言葉(文言は意味を変えない範囲で変えてあります)。
「え!? 読み間違えたか?」と一瞬疑ってしまいました。

でも、よく考えたら当たり前ですね。
この「子供」というのは、おそらく小学生くらいを想定しているのでしょう。だったら、
親が子供に勉強をさせるべく戦略を練って子にあたる → 子供はとにかく机に向かう。
よほど勉強が嫌いか親が嫌いでない限り、勉強はするでしょう。
だって、そうするよう管理するんですから。
実際、有名私立中学を受験するとなれば、子供を信頼してまかせる、というわけにはいかず、親が子供の勉強のみならず、一家全員の生活を管理するくらいの気持ちが必要になってきます。

しかし、です。その後子供の学力が順調に伸びるかは別問題、そう思えてなりません。
子供の勉強をしっかり管理しようとした親のほとんどがどうなったかは、前回書きました。
私の勤めていた塾や今の塾ばかり例外が集まるとも思えませんから(塾があるのは、これという特徴もない平凡な町です)、ある程度これは一般化してもかまわないでしょう。

現実は、硬派漫画ではありません。ビシビシ厳しくして万事解決するなら、私も率先してそうしますが、世の中はそう甘くはありません。「記憶の子供――有名中学に進学して」の話は、決して作り話でも例外でもありません。

では、甘やかせてほったらかせばいいのか。
もちろんそんなわけはありません。
第一、この2つは全く異なるようで、子供をひとりの人間として敬意をもって接する気が全く無い、相手を馬鹿にした態度で接しているという意味で、実は似たものどうしではないでしょうか。

一方は、子供はまだ何も知らない愚か者だから、親がしっかり管理しないといけない。
他方は、子供なんてどうせ愚か者だし、本気で相手する気になれない。ほっておけ。

どっちにしても、これでは子供の学力も伸び悩んで不思議ではないでしょう。
管理や甘やかしが駄目、というより、その背景にある考え方が駄目なのです。

管理するために叱るのではなく、子供が間違っている、許せないと思うから本気で怒りを爆発させる。
管理するために誉めるのではなく、少しでも成長の跡を見せてくれたことが嬉しいから、思わずそれが言葉と表情になる。
それでいいんじゃないでしょうか。
子供の今を受け入れて肯定し、その上でこの子は必ず成長すると信じてはげまし、ほめる。
叱るのなら、本気で真面目にしかる。
平凡ですが、やっぱりこれだと思います。
その上で、例えば子供が本気で有名私立進学を望むのなら、親として厳しく対処するのも含め、大いに協力すればよいでしょう。

今回の最後に、ちょいとぶっちゃけた話を。

高度成長期以前の日本人の多くの親は生きるのに懸命で、衣食住を与える以上の子育てめいたことはしていませんでした。地主の家でさえも、学校の成績など上がろうが下がろうがたいていは関心が無く、それより子供をどうやって家の仕事に使うかが主な関心事でした。
でも、勉強をする者はやっぱりしていたし、本好きは隠れてでも読んだそうです。

もう少し、肩の力を抜きませんか。
(私が言うと、説得力ゼロですが)
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今の時代、手作りの作品は 手がかかっているだけにお値段的にやや高めにならざるを得ず、それでいながら なかなか発表の場や手に触れる場が少ないのが現状です。ネットを通じて より多くの人の目にふれ 親しんでいただければと考えています。


それにしてもネットの世界は、「ナントカが吠える」だの「カントカを斬る」だのと、どうも物騒でいけません。吠えるのは騒音。斬るのは傷害。

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