読書感想文・本の選び方
読書感想文をできるだけ楽に書くには、書きやすい本を選ぶことが第一です。
その説明の前に、感想文を書きにくいジャンル(作品の種類)をいくつか挙げてみます。
1.ファンタジー・SF・推理小説
2.ひたすらかわいそうな話・底の浅い感動話
3.自伝、エッセイ、説明文
「感想文は『生活作文』である」という主張があります。
学校もまさか本格的な書評を期待しているのではないでしょうから、書物を読んであれこれ思うあなた自身について書こう、という主張です。
本の世界の人物と自分を比べながら書いたり、本の世界の理解を助けるような自分自身の体験、身近な人の体験を書くというのが感動文の基本的なパターンですが、上に挙げたジャンルでは、多くの場合それが困難です。
1.は楽に読めますが、よほど人間についてしっかり書かれていないと、「ドキドキした、面白かった」としか書きようがありません。または、その分野についてよほど深い知識が必要でしょう。
2.は、一般に名作と思われているものの、文学的な評価が実は低いという作品です。
人間の描き方が表面的で、「とにかく死ねば感動」という安易なことも多いため、「かわいそうだ」「胸にせまった」としか、これまた書きようがありません。
3.は、テーマがはっきりしなかったり、直接人間の生きるさまを描いていないため、これらで感想を書くためには、豊富な読書と文章を書き慣れていることが必要になります。
逆に、感想文を書きやすい本を選ぶには次のことが基準になるでしょう。
A.人間の描き方が深く多彩で、読んだ後書きたいことがどんどんわいてくる本。
B.描かれている世界が自分と近く、自分と比べて書きやすい本。
ただし、単に面白いだけの本は1.と同じことになります。
C.テーマがはっきりしている、短めの小説。
Aについて、よく知られた古典の名作を選べば大丈夫、とは言えません。
例えば太宰治の『走れメロス』は「努力・友情・勝利」がテーマの単純な物語に見えますが、実は意外に読み取り方のやっかいなところがあります。退屈せず読める、今の自分の力に合ったものでないと、感想文の途中でつまることになります。
本に詳しい同級生などに、いくつか候補を挙げてもらうのも有効な方法です。
(つまらなくても絶対文句言わないと約束しないと、教えてくれないでしょうが。)
Bを選んだ場合は、自分の体験などを中心に書くという手法が使えます。
友達とけんかになる話なら、自分の過去の体験を書くといったぐあいです。
ただし、体験談だけで終わっては感想文になりませんから、始めと終わり、できれば途中でも、本についてふれるようにします。
例:「…ということがあったが、主人公も同じような思いだったのではないだろうか」
C.としては、推薦図書が使えるでしょう。テーマが明確で、比較的読みやすいのが多いからです。ただし、面白いかどうかは保証の限りではありません。
または、芥川龍之介や宮沢賢治、志賀直哉らの作品から、テーマが分かりやすいものを選んではどうでしょうか。作家・作品によっては、青空文庫で読むことができます。
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幼児から大人向けまで 学研オンラインショップ
その説明の前に、感想文を書きにくいジャンル(作品の種類)をいくつか挙げてみます。
1.ファンタジー・SF・推理小説
2.ひたすらかわいそうな話・底の浅い感動話
3.自伝、エッセイ、説明文
「感想文は『生活作文』である」という主張があります。
学校もまさか本格的な書評を期待しているのではないでしょうから、書物を読んであれこれ思うあなた自身について書こう、という主張です。
本の世界の人物と自分を比べながら書いたり、本の世界の理解を助けるような自分自身の体験、身近な人の体験を書くというのが感動文の基本的なパターンですが、上に挙げたジャンルでは、多くの場合それが困難です。
1.は楽に読めますが、よほど人間についてしっかり書かれていないと、「ドキドキした、面白かった」としか書きようがありません。または、その分野についてよほど深い知識が必要でしょう。
2.は、一般に名作と思われているものの、文学的な評価が実は低いという作品です。
人間の描き方が表面的で、「とにかく死ねば感動」という安易なことも多いため、「かわいそうだ」「胸にせまった」としか、これまた書きようがありません。
3.は、テーマがはっきりしなかったり、直接人間の生きるさまを描いていないため、これらで感想を書くためには、豊富な読書と文章を書き慣れていることが必要になります。
逆に、感想文を書きやすい本を選ぶには次のことが基準になるでしょう。
A.人間の描き方が深く多彩で、読んだ後書きたいことがどんどんわいてくる本。
B.描かれている世界が自分と近く、自分と比べて書きやすい本。
ただし、単に面白いだけの本は1.と同じことになります。
C.テーマがはっきりしている、短めの小説。
Aについて、よく知られた古典の名作を選べば大丈夫、とは言えません。
例えば太宰治の『走れメロス』は「努力・友情・勝利」がテーマの単純な物語に見えますが、実は意外に読み取り方のやっかいなところがあります。退屈せず読める、今の自分の力に合ったものでないと、感想文の途中でつまることになります。
本に詳しい同級生などに、いくつか候補を挙げてもらうのも有効な方法です。
(つまらなくても絶対文句言わないと約束しないと、教えてくれないでしょうが。)
Bを選んだ場合は、自分の体験などを中心に書くという手法が使えます。
友達とけんかになる話なら、自分の過去の体験を書くといったぐあいです。
ただし、体験談だけで終わっては感想文になりませんから、始めと終わり、できれば途中でも、本についてふれるようにします。
例:「…ということがあったが、主人公も同じような思いだったのではないだろうか」
C.としては、推薦図書が使えるでしょう。テーマが明確で、比較的読みやすいのが多いからです。ただし、面白いかどうかは保証の限りではありません。
または、芥川龍之介や宮沢賢治、志賀直哉らの作品から、テーマが分かりやすいものを選んではどうでしょうか。作家・作品によっては、青空文庫で読むことができます。

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